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kato tetsuro について

ここはもともと、Ka na taという場所でした。

2023年11月に制作活動を休止、2024年に販売活動を休止してのち、そのままになっておりましたが

いつの日か、Ka na taがまた活動を再開するまでのあいだ、Ka na taのデザイナーをしていた加藤哲朗の個人制作の発表の場とします。

Ka na taの制作を終えたのち、僕は自分が書いた下記の言葉を信じて、個人制作を続けてきました。

まったく上手にできない様ほど美しいものはない。ちょっと上手にできてしまってはいけない。まったく上手にできない必要があるんだ。まったく上手にできない時間は、すぐに終わってしまう。ちょっと上手にできるようになった瞬間、まったく上手にできない状態には戻ることができないからだ。戻ることはできないけれど、上手になることに対して抗うことはできる。そこに留まり続けた先に、出すことができない、出ているものがある。迷いや、躊躇、分からなさといった粒子を決して乾かしてはいけない。それらを際限なく一番の頼りにすることこそ、愛だ

この言葉を頼りに建築、庭、音楽、服の制作を続けていますが、

できればあと3年くらい修行したいと思っています。

服や、服以外のいろんなこと、少しずつですがこの発表していけたらと思います。

微弱な僕ですが、相変わらずこの世界に
存在しない距離を探し続けて生きてゆきたい。

また、Ka na taとして発表していた服の残ってしまったサンプルがまだほんの少し残ってしまっているものも、この場所で販売します。